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タイムバンク / 実践例 / 補完通貨 / あなたの番です / ART GALLERY /
 
発案者 / タイムダラー研究所 / ユースコート / パークアップ・ユアライフ / 違う方法 / 違う世界 /
 
発案者
一説によれば、というより本人が直接そう言っているのだが、タイムバンクというアイディアがエドガー・S・カーン―アメリカの法学博士―の頭に浮かんだのは、心筋梗塞で生死の間をさまよって入院していた病院内であった。エドガー・S・カーンはこの間、生活に困っている人間も援助し合える拡大家族のようなものの創造を考えた。そこでは社会経済の価値が金融を凌ぎ、システム内に入るためには(彼の想像したのはミクロ・システムだが)他者のために何かをする意志さえあればよく、またサービスを受けるにあたっても十分な条件となる。 このようにして、カーン博士が会長と所長を務めるタイムダラー研究所が生まれた。(http://www.timedollar.org/)  博士がこの主題に対して興味を持ったのは偶然ではない。大学を卒業し(1957年)、イェール大学法学部で博士号を取得した後(1960年)、博士はすぐに法律を平等社会実現の道具とすべく活動を始めた。政府に委託された初期の任務ではケネディを補佐し、数ある任務の中でもアミークス・ブリーフ(公平化顧問)として60年代初期の市民権運動を担当した。 新の開拓者であるカーンは当時、妻ジェーン・キャンパーとともに貧困への闘争にも励んだ。空腹のために教室で倒れる子供は近隣にも存在した。「ハンガー・イン・アメリカ」と題された最初の報告書はジョンソン政権の立法にも大きな影響を与え、栄養不足率が高いコミュニティー、特にネイティブ・アメリカン共同体への食料調達が義務化された。 60年代末期になるとカーンはフィールド財団に協力するために政府の職を辞し、ネイティブ・アメリカン共同体に携わることとなった。 「アワ・ブラザーズ・キーパー、インディアン・イン・ホワイト・アメリカ」はこのネイティブ・アメリカン共同体への援助活動の様子をまとめた本である。活動家たちは本に記された調査の大部分を実現している。「アワ・ブラザーズ・キーパー」はインディアンの自治権獲得への重要な一歩となった。 80年代には博士を心臓発作が襲った。生死の間をさ迷った後、彼は法学の知識と経験を活かしてタイムダラー研究所(http://www.timedollar.org/)を設立し、タイムバンク概念の原型を確立した。タイムバンクは後に、スウェーデン、日本、カナダを含む36カ国で適用されることになる。コミュニティー・チャンネルのジョン・スノーが最近行ったインタビュー(http://www.communitychannel.org/content/view/484/89/)で、ここ18年間に米国内で65以上のタイムバンクが作られ、イギリスでは最近6年間で73のタイムバンクが活動を開始した、とカーン博士は語っている。  90年代にも博士は自身のアイディアに飽くことなく改良を重ね、コプロダクションのような概念 に代表される社会公正や批評の新たな方法を生み出している。またタイムダラー・ユースコートは、1996年からワシントンにおいて少年裁判所運営に貢献している。 
(07/07/2006)

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